勝海舟様のお言葉

憂うべきことと、憂わざるべきこととを分けて
扱わねばならない。
憂うべきことは、
この多くの人々の心の中に巣食っている
闇をこそ、憂うべきであり
信仰心のかけらすら、
掴むことができないという悲しさに
憂いを感じる
また、憂わざるべきことは
この世的なる、さまざまな争いや一時的なる
その人間の欲に駆られた問題について
そのところの、本来示している問題について
長い目で見た時に
心煩わすな、ということであります。
ある見方をすれば
それは歴然たる問題であり
是正すべきものであると見えるものが
視点を変えることによって
そのことすら与えられた、
ありがたい試練であるのだと。
このことがあってこそ、向上するという
ありがたいものであるという、
捉え方をしてみなさいということであります。
この二面性を同時に見た時に
その世界は
立体的に光と影の両方が
見えることになり
その時初めて
すべてを包含したといえるものであります。

なるほど。
その光と影の影が見えること自体が、
もうすでに立体的であるということ。
立体には確かに影があり、それが見えるんですね。

はい

ああ、なるほど。
そういう考え方をすれば立体的に見えますね。
なるほど……。
今までは、横に並べて平面的に見ていました。
影の部分とプラスの部分とその両方を受け入れた時、
心を立体的に見ることが確かにできますね。
なるほど。

二次元的な見方をするのではなく
やはり、そこは立体的に捉えていく。
それこそが実態に近づく方法であります。
その両方を包含しなければ
砂塵は砂塵のままでしかありえず
吐き出す以外に方法はない。
しかし、それでは全宇宙を光に変えることは難しい。
全宇宙とまでは言わずとも、
全地球という単位で考えた時、
やはり、すべてのものに存在意義があり、
すべての現れる現象に、原因もあれば、目的もあると。
悪しきものと見えるものでさえ
必要とされている部分があるのだということを
わかっていなければなりません。
その見方ができた時、初めて
この地球全体をその手のひらに載せることができる。

なるほどですね。
じゃ、立体的な感覚を身につけなければなりませんね。
いやー、今までは善悪をの両方を見なくてはいけないと思い、
それを並行に並べて見ていていました。
そうすると、悪しきものを排除しようという風に考えていました。
立体的になれば、あって当たり前であり
影がないと、逆に立体でなくなりますね。

そうです。

なるほど。
よくわかりました。
本当にありがとうございました。
この考え方は、善悪を高次元からの視点でよく理解をした上での
考え方であります。
なので、安易に悪も必要であると言っているのではなく、
悪しきものと見えるものを、十分に理解してから後の考え方であり、
少なくとも、慈悲を少しでも理解できてはじめてわかってくる境地でしょう。
なかなか、難しい心の境地ですが、チャレンジしてみたいものです。
(初出:2013年4月22日)

