
これは、私達が国づくりの話をしていた時に、
ガンジー様が来られて、お話しされたものです。
私たち日本人はとても恵まれており、
世界を視野に入れながらの
国の形を考えることが必要であることを思い知らされました。
今年になって、
新しい時代がヒシヒシと近づいていることを感じています。
いかなる時代になるのか、
またどのような人達がその表舞台に出てくるのか、
とても楽しみにしていますし、待ち遠しい感じです。
ガンジー様のお言葉
今は、昔と違い随分と便利な世の中になって、
あらゆる文明が発達してきたようです。
そんな中で世界情勢を、一度に見ることができるようになって、
なお一層世界各国の格差というのを目の当たりにします。
先進諸国は、非常に文明が発達しているものの、
また一面では精神世界の荒廃ということが進んでいるように思いますし、
後進国にあっては、これ程までの科学技術の進歩を成し遂げている時代において、
今なお、その日の生活にもままならぬ状況であるところが多く、あります。
子ども達の生活の様子を見るにつけても、
非常に不衛生な所で不便な生活を強いられ、
食料も十分になく、
あるいはまた、戦火にさらされながら、
その危機と戦いながら、
生活をしておるという、
誠に信じがたい現状がそこにあるということを目の当たりにします。
インドの地においても、
文明の発達したところと、
まだまだそれに追いついていけていない地域との格差は激しく、
貧富の差が激しい状況にあります。
こういった格差を生む社会の仕組みを、
これを何とかしていただきたいと思います。
社会主義を唱えるのではありません。
ただ、あまりにも貧しく、劣悪な環境の下に置かれる人々を、
何とかもう少し進んだ環境においてあげたいと、
そういったいった気持ちが湧いてくるのであります。
ただ、心の豊かさという点において、
考えたならば、
先般もブータン国王が来日されたように、
あの国の国民は、
そのほとんどが、幸福感を非常に高く感じている国であることも
よくわかりました。
そのように、金銭や物質の有無にかかわらず、
国民がみな幸福を感じえる国づくりということも
不可能ではないということを見せてくれたと思います。
あらゆる国の様を見て、本当にさまざまであり、
一概にどれが良くて、どれが悪いということは言えませんが、
しかし、人間として生まれてきて、
少なくともその尊厳を担保できる国であってほしいと
いうことは強く思います。
戦争があってはならない。暴力があってはならない。
犯罪の無い世の中をつくること。
それが実現できただけでも、国民はみな、幸福感が増す。
そして、飢えのない生活ができるように、
その豊かさをもたらすことができるように、
国際社会はみな、
協力をして底上げをしていただきたいと思います。
先日ミャンマーのアウン・サン・スー・チー氏がやはり来日をされておられました。
この方も国の民主化運動に自分の人生を捧げられたと思います。
このように、その時代その時代に光輝く人が出るものであります。
こういった人達を中心として、
その国もまた、発展していくことでありましょう。
私は、インドのみならず、
全世界のどの国においても
人々が幸福で、心豊かに暮らせることを望んでいます。
是非ともそれを実現できるよう、
皆様にがんばっていただきたいと思います。
そのために、応援できることはわたくしも応援させていただこうと思っております。
(初出:2013年4月25 日)

