根本のところ

空海様からのお言葉

すべてのことは、まず一つの基本があり、これは変わることがない、ということを今一度思い起こしてみるべきであろう。
 
さまざまなことが起こり、だんだんに物事というのは変遷をし変化をしていく。
これを進歩という言い方もできれば、発展という言い方もできるであろう。
しかしその中に、一本の貫き通されるところの「筋」というものがあることを忘れてはならない。
 
いかに変化が起こり発展を遂げようと、その真髄は常に一本の糸のようであり、時代がどのように流れていこうとも常に変わることなく、我らの魂の奥底に流れているのであるということであります。
 
それは、どのような飾りも必要なく、真っ直ぐに貫き通された一つの道筋であります。
 
よくよくそのところを眺めることにより、どのように複雑化した社会であっても、元はと言えば、一本の糸から始まったことであります。
さまざまに尾ひれがついて、複雑化しているだけのことであるということを理解するならば、その解決策はいともたやすく見つかるであろう。
 
物事が複雑になり、わかりづらくなった時には、基本のところに立ち返り、細かく砕きながら、仕事を行っていくことであります。
 
どのような教えであれ、大切なことは時代に流されようとも変わることなく、受け継がれていくものである。
 
それを信じきって、行動に移すことができるかどうか。
それによって、この社会が只今現在の世の中がどのようであるかということが決定づけられていくのであります。
 
そのようにして、人というのは学びを重ね、歴史を重ね、時代が進んでいくのであります。
 
その、基本のところを今一度、確認する必要があるでしょう。
まず芯がぶれないこと。
これを正すべきであります。

(初出:2013年11月28日)

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