神武天皇からのお言葉
この高いところより、見ておると誠に今の日本の状況が、あやふやであることを認めざるを得ない。
険しき山の中にありて、「虎穴に入らずんば虎児を得ず」ということありて、我らは、身の危険を犯し、その中に入ろうとしているのだが、これがひとたび間違いを起こすと何もかも全てが崩れ去ってしまうほどの失敗を余儀なくされることであろう。
その失敗は、許されるべきものと、許されざるものとがあるということを知らねばならん。
次なる成功を実現させるために幾度となく重ねる失敗は、これを失敗と呼ばないであろう。
しかし、取り返しのつかぬ大きな間違いを起こす時は、明らかなる失敗であり、これを取り除き、元の姿を取り戻すには、あまりにも痛手が大きすぎる。
そのようなことにならぬうちに、あらゆる手立てを講じてこの国全体を守ってはいるのだが、それにも増して、国民の持つ思いが、思いもよらぬ方向へと我らを導いていくことがある。
そのような失敗について修正を行うことなく、その道を突き進んだ場合、取り返しのつかぬ失敗はその傷跡を大きく残し、恐らくこの傷を手当する者もいつしか離れ離れになっていくであろう。
そのようなことであっては、我が国の安泰を望むことは難しい。
どうか、その点において皆の者が心を一つにし、思いにおいてこれより後には、良きことのみ起こるよう、その思いを改めよということである。
どれほどの試練が待ち受けようとも怯むことなく、我らは進んでいかねばならぬ。
ゆめゆめ忘れることのなきよう、申しつける。
(初出:2014年5月6日)

