国民の幸せを願っています

テレサ・テン様からのお言葉

ええと、私は殺されました。
密かにその活動を……。
日本に来て歌手としてやっておりました。
しかし、その前は、中国で国民のその活動にずっと参加していました。

正しいこと、多くの国民の幸せを願っていましたから、私はその民衆の味方でありました。
しかし、当局から生命を狙われていることを知り、日本に来て歌手としての仕事をしながら、密かに活動をしていました。
中国という国は、本当に国民の数は多いですけれども、個人の自由というものはまだその当時はありませんでした。
ある意味、非常に怖い国です。
そう感じていました。
怖い国ではありましたけれど、その流れの中に私は埋没することはできませんでした。
そして中国の民主化と繁栄を願って、さまざまな人との接触を持ち、だんだんとその活動に参加していくようになりました。

心が張り裂けそうなくらい、人々の幸福を願っています。
そして自分自身もまた、その自分の身の安全ということも思いました。
それでもやはり、その志というところでは、これを捨てることはできませんでした。
私は、いずれどこかで生命を狙われることを予感していました。
でも、このまま未来のない中国のあり方を、受け入れることはできません。
 
日本という国は、自由があっていい国だと思います。
とても幸せな国民だと思います。
日本の皆さんは親切で優しいし、この国には秩序があり、個人の自由も保障されています。
こんな素晴らしい国を、中国も見習ってほしいと思いました。
私の日本のイメージはこういう素晴らしい国です。
真っ白なイメージです。
中国は黄色いイメージです。
少し、色がついています。

私は本当に、国民の幸福を願っていました。
それを、この日本に来てその思いを捨てきれず、ずっとその思いを託して歌を歌っていました。

殺されたことは、とても悲しく思います。
だけど、これが私の運命でした。
私はそれでも後悔はしていません。

中国が民主化され、自由を取り戻すことを、私は本当に願っていました。
なので、今もその思いは変わりません。

ありがとうございました。

(初出:2014年8月10日)

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