関羽様からのお言葉
「物事をなさんと欲さば、先ず水の流れを見よ!」
そう申したいのであります。
物事をなしていく時、その足元に流れる水の流れは、人間がいかにこの流れをせき止めようとも、水は溢れ、またその道を求めて流れていくものであり、その上に何かを築こうとしても、その基礎は洗い流されてしまうものである。
であるならば、この水の流れいく道をよく見つけ、自然は何を求めどこへ流れつこうとしているのか、そのことを十二分に理解をした上で、されば己が目的はどこにどのようにして成り立たせることができるかを考えていけばいいのである。
これを、わざわざ水の流れの道の上にものを置こうとしても、うまくいかぬということであり、そこに水の道ができていることすら気付かぬままに雑な仕事を重ねたところで、何の有益な仕事にもならないということを見極めねばならぬでしょう。
それは自然に逆らうことなく、されど、わが目的とすることもそこに共存させ、両立させることができる知恵を使うのだということを表しております。
この知恵を使うことができれば、さらに大きな仕事を成し遂げていかんために、次なるステップへと進んでいくことになるであろう。
折り目正しく、物事を推し量ることで、それはよき仕事をすることにつながっていくでしょう。
伝統的なる仕事を成し遂げていく者たちは、この折り目正しさを大切にしており、こと細かなところにもそのこだわりを見せながらも、しっかりと筋の通った仕事をなしていくのであります。
(初出:2014年9月15日)

