孔子様のお言葉
私たち人間にとって
大切なことというのは
そのほとんどが
目に見えぬものであります
礼節や感謝、報恩ということも
目に見えずして大切なことであるということは
誰しもがわかっていることであろうと思います
やはり、その中においてもっとも
わたくしたちが
大切にしていかねばならぬことというのは
「人間は霊的なる存在である」
ということであります
このたった一つのことを
それをわからずして
一度きりの人生と思って生きている者が
数多くありますが
人というのは
転生輪廻を何度も何度も繰り返し
一度きりの人生だけで
終わるのではないということを
今さらながら
よく味わってみていただきたいのであります
わたくしは主に礼節を重んじてきた人間でありました
それももちろん大切なことでありますが
地上での使命が終わって
天上界に帰ったときに
やはり一番改めて認識をしたのは
人間は間違いなく霊的な存在なのだという
この一点でありました
このことが地上にいるときには
さほど重要だとは思っていなかった
肉体があって当たり前という世界の中にあって
霊的存在であるということの本当の意味が
まだよくわかっていないのであります
最初の入口にして
最後の出口に当たる
問題ということになろうかと思いますが
霊界というところは
正に幾重にも重なった
本当に複雑に重なった世界であります
この次元構造なるものを認識する前というのは
ただ単に天国か地獄かという見分け方しか
できなかったものであります
しかし天国と言われる世界の中にも
さまざまなレベルの霊がいるのだということを
わたくしは知りました
頭でわかっているだけでは
まだそれは何も知らないのと同じ
腹の底からそれが納得できて
体得できたときに初めて
自分はわかっていると
言えるのだと思っております
このいかにも単純であるかのような一言ではあるが
いざとなると
人々は
その霊的存在であるということを
忘れてしまって
三次元に生きることに
一生懸命になってしまうのです
その時にあえて
「いや違う、人間は霊こそが本当の姿なのだ」
ということをはっきりと
言い切れるまで
自分の中にそのことを
薫習(くんじゅう)していく必要があるでしょう
学ばねばならぬことは山のようにあり
また、己の学びのみならず
周りの人たちを同じく巻き込みながら
社会全体を向上させしめるような
そういう影響力を
持つことができるような人間になるためには
そこのところの悟りが
今一つ開けていかないならば
それから先の未来を
構築していくという中において
新しい力が湧き出でてこようはずもない
新しい未来は
わたしたち自ら選択をして
創っていくことを許されておりましょう
ならば、いかなる未来を創るかは
我らが手中にあり
ただし、その心は御仏の手中にあり
そのことを一つだけ
申し上げておきたいと思います
ありがとうございました
(初出:2012年11月15日)

