竹の節の如く

孟子様のお言葉

子どもの成長というのは早いものである
特に他人(ひと)の子となるとなおさらである
  
日に日にできることが増え
瞬きするのも惜しいほどに
その子どもの成長というのは
著しいものがある

これは新しい冒険を毎日しており
吸収する力があり
早く成長したいという本人の希望があり
親の希望もあり、そうして日に日に
できることが増えてくるものである
  
泣くことしかできなかった赤子が
ハイハイができるようになり
また、這うことしかできなかった赤ん坊が
立つことができるようになり
そしてやがては歩くことができるようになるように
この、人の子の成長というのは 
正に著しいものがある
  
その時代はよかろう
親もどんどん期待をして
子どももまた、その親の期待に応えるがごとくに
成長していく 
すくすくと伸びる筍のように 
成長するものである
  
ところが人間、ある一定の段階までくると
成長も止まる時期がある
  
この時に苦しむのである
  
今まで順調に伸びてきた
すくすくと成長してきたのに
なぜにここで止まるのかと
悩みはじめるものである
  
またえてしてそういう時期に重なって
あらゆる問題が現れてくる
これはそのようになっているのです
  
あらゆる問題が出てきて
そこをどのようにして切り抜けていくか
がんばってもがんばっても
その厚い板を貫くことができない
もう限界だと思う
もう無理なんだと思う
諦めようかと思う
そういった思いが次から次に
湧いてくる
  
正にそのときである
人が強くなるのは
  
この苦しい時期を通らねば
人というのは強さを身に付けることができない
  
順調に伸びてきた時期を
さらに伸ばしていくためには
強さを身に付けていくことが必要なのである
そうしなければ
どんどんどこまでも
伸び続けていくことができないからである
  
ちょうど竹の節を思い起こしていただきたい
竹はすっくとまっすぐに伸び
非常に早い成長を見せる
しかし節ができるときには
成長は止まる
この時に竹の強さというものが
培(つちか)われているのである
  
そしてその時期を過ぎたならば
またすっとまっすぐに
伸びていくことができる
  
そしてまた節がやってくる
このようにして一段一段
強さを備えてまた次の
節へと延びていく
そうすることによって真に強い
竹ができるのである
  
人間の成長もまたしかり
よって苦しいことや困難なことに
出合った時は
今が自分の鍛え時なのだと
そう思って
決して諦めないこと
くじけないこと
投げ出さないこと 
  
諦めずにその苦しさの中を
潜り抜けていくうちに
必ずやその試練を乗り越えて
次のステージに立つことが 
できるようになります
  
多くの人たちは人生の中で
何度も苦しいことに出会う時が
ありましょう
必ずそういう時が 
来るようになっているのです
  
それは自分自身を鍛えるための
試練なのだから
どんなに苦しいと思ったとしても
決して諦めてはなりません
  
時には休憩するのも良いでしょう
自分にご褒美をあげるのもよいでしょう
そんなことをしながらでも 
投げ出したりせずに
必ずや前を向いて進んでいくことを 
選択していただきたいと思います
  
竹の節のごとく逞(たくま)しくあれ!
必ずや伸びる時期は来る!

(初出:2012年11月16日)

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