ウィリアム4世様のお言葉
心の平静ということで
私は多くのことを
学んだ
人間
生活をしていると
さまざまな出来事が起こる
それは庶民であろうと
貴族であろうと
同じであろうと思う
さまざまなことが起こり
さまざまな心の変化があり
時にはその思いが
激しく
揺れることもある
しかしその
揺れた時に
自分の心が
どのようであるかということを
冷静に見つめることが
できるまでに
しばらくの時間が
かかろう
その時間を
何とかやり過ごし
静かに
心を振り返る
ことをした時
少しずつ
見えてくるものがある
それは自分にとって
都合の悪いことかもしれん
見たくないものであるかもしれん
しかしそれを
静かにそのまま
受け取り受け入れて
見つめるということをしたならば
やがては
心の平静ということを
得ることができるということに
気がついたのである
それができた時には
思いもよらなかった
目に見えぬ
大切なことを
私は得ることに成功していた
そのことに気がついたのは
さらに
時間が経ってからであったが
気がついた時には
えもいえぬ喜びが
沸き上がってきたものである
そして
この心の平静ということが
いかに大きなものを
もたらすかということを
学習した私は
それからのち
いかようなことがあっても
取り乱して暴れるようなことは
しなくなった
一国の王であっても
人間である以上
心中穏やかならぬ時というものは
あるもので
これをいかに
収めることができるかということが
非常に大きな課題であった
どの国の王であろうとも
またどの国の国民であろうとも
人はみなそれぞれの環境の中において
それなりに苦しいことというのは
やってくるものである
それは自分の成長のために
必ずやどこかの段階で
やってくることになっている
その時にいかようにしてそれを
受け止め、乗り越えていくことができるかと
いうことである
身分の高下にかかわらず
財産のあるなしにかかわらず
また年齢や性別にも関係なく
このことはみな同じように
どこかの時点で
通らねばならぬことである
私は広い領土を持ち
莫大な財産を持ち
何もかも自分の思い通りに
することができるという
立場にありながら
それでも心が苦しむということが
あるのは一体どういうことだ
という疑問から
それらを追求していたのである
そして環境や年齢や財産
そういった外的要因にかかわらず
人間というのは自分の内に
そのすべてのよきもの、悪しきものの
原因というものを持っているのだと
いうことに気がついた
是非ともこのことに
多くの人が気がつき
真なる
幸せを手にしていただきたい
目に見えていることのみに
左右されてはならぬ
それを私は身をもって体験した
くれぐれも自分の内側に
目を向けてみるように
伝えておきます
(初出:2012年12月20日)

