上杉謙信様のお言葉
「心頭滅却すれば火もまた涼し」と申すように、
この心の内に起こすもの、これを統御することが大事です。
すべてのことに渡って、これ、万事、心の統御ができるか否かで、
その結果が変わってまいります。
剣の道は非常に厳しいものであり、一つ間違えば生命を落とす。
そういった剣が峰を、皆歩いているのであります。
この時の心境は、堂々たる思いを持って、
まな板の鯉のごとく、潔く、そして精神強くあらねば、
相手に倒されてしまうのみである。
その時の緊張感というのは、今の時代には恐らくないであろう。
しかし、その時代その時代に応じて、
それなりの厳しさというものは、やはり存在するものだと思う。
これに、立ち向かうためには、やはりそれに相当するような、
精神の鍛錬ということが必要である。
これを今一度、
鍛え直すということの必要性を、私は感じている。
「侍の精神である。」
そのことを、今日は伝えにまいりました。
(初出:2013年5月14日)

