さくらの花の如く

小桜姫様のお言葉

桜は、多くの日本人が、好んでくださる花でございます。
なぜこのように、多くの人々の心を掴むか、
何年経っても、何千年経っても、この桜は、
変わらずにその美しさを湛(たた)え、
また、決まってその美しいままに、散り去っていくものであるから、
人々の心に、いつまでも、その美しさが、
残っているのではないかと思います。
また、次の年に、その花が咲くことを、
人々は、心待ちにしていることでしょう
 
咲きそろった桜の花は、
精一杯にその美しさを表現し、
力を出し惜しむことなく、咲ききっております。
 
また、一つひとつの花びらは、
とても小さなものでありますが、
それが一斉に数多く、咲くことで、
なお一層、人々の心に、
美しく、映っているのだと思います。
 
また、その色の柔らかさは
何とも言えず、人々の心を癒す力を、持っていると思います。
 
誰であろうと、区別することなく、
どのような人にも、その精一杯の姿を、
見せるのが、花の使命の一つでございます。
 
桜の花は、そのようにさまざまな、力を持っております。
この力を持って、その仕事をなしていくことができるのだと思います。
 
私の、小桜姫という名前をいただきながら、
それにふさわしい、仕事をなしていきたいと、
常日頃考えております。
 
この艶やかさ、美しさ、優しさ、潔さ、
さまざまな良きことを、桜の花に学び、
わが身に置き換えて、
生きているのでございます。
 
より多くの人々のために、
自分が何をなすことができるか、
常々そのようなことを考え、
精進をしているのでございます。
 
一年に一度、この時に咲くことにより、
また、来年のこの時まで、
桜は、花のない間も、
しっかりと仕事をしているのでございます。
それは、人々の心に、宿った桜の心が、
その人その人を通して、
仕事をしていくのでございます。
来年の桜が咲くまで、
それは人々の心の中で、咲き続けているのでございます。
 
そのようにして、桜の美しさは、大いなる仕事をなしているのだと、
そう私は考えております。
 
そして、私自身も、またそのように、
なってゆきたいと、心から願っております。
 
ありがとうございました。 

(初出:2013年5月30日/収録:2013年4月14日)

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