楊貴妃様からのお言葉
楊貴妃でございます。
確か以前にこちらに来たときには、美しさということについて、お話をしたのではなかったかと思います。
私の求める美しさを不変のものとして考えておりましたが、それにはまだほど遠いことであったということを、こちらの世界に来て強く感じたのでありました。
真の美しさということは、もはや目に見えぬものであったということを、なぜ肉体の生命があるうちに悟ることができなかったのか、その肉体ゆえ悟りの機会を失っていたのだということに、ずっと後になってから気がついたのでありました。
心の美しさということが真にわかれば、すべてのものは調和され、真なる美しさを体現することができるにもかかわらず、そのことにはたと気がつかぬまま、一生を過ごしていたのでありました。
もちろん目に見えるものはすべて美しくなければならないと思っておりましたので、多くの人々からも感嘆と賞賛の声をいただき、多く愛されることとなりましたが、その実、私の心の内は惨憺たるものであったということを、思い知らされたのでありました。
その姿を認めたくなくて、ずいぶんと苦しんだことを覚えております。
今は、もはやその苦しみは過去のものとなり、新たな境地でこの世界を見つめているのでございますが、やはり人間、そこはかとなく漂いくる美しさというものが、心の内底から沸き起こってくる、その美しさにも負けずとも劣らぬ、姿の美しさをも伴うものだと、ようやくわかってきたのでございます。
それはすべてのものを繁栄へと導く大きな力となりうるということが、今、私をして悟らしめているところのことでございます。
見た目も内面もすべてが美しくあるために、私の魂はさらにさらに精進を続けていくでありましょう。
これは何にも代えがたき喜びであり、多くの人々に多くの愛を与えうる偉大なる力になるということを心の内にしっかりと刻み、なしうる仕事をなし続けたいと思っております。
すべての女性には、やはりその持ち前のしなやかさ、軽やかさを活かして、より美しく、より艶やかに、その魂を磨き多くの愛を与えうる存在となっていただきたいと思っております。
私もまた、これをさらに深く精進し、よりいっそう向上していくことを、心の内にしっかりと刻んで、美しき光求めて輝き続けてまいりたいと思っております。
ありがとうございました。
(初出:2014年2月26日)

