国づくりの骨子

桓武天皇からのお言葉

いつも脳裏に浮かべているのは、美しき天女のような優しさと、透明感の漂う柔らかな世界。
こうした世界を夢見ているのであります。
何につけても戦うことのみ多かりき、その歴史を我はまた、軽やかなる調べに乗せて流れ去ることを望む。
その光眩しき世界を夢見て、心安くいられることの幸せをいつもいつも求めているのである。
世の中が平和である時にこそ、我はまたその仕事をなし続けねばならぬ。
それほどまでに、この安き世の中を保ち続けることの難しさよ。
心の内に舞い降りたる天女の姿は、我の宝物にていつもいつも、心の内に抱いているのである。
他の者たちもまた、そのように平和で幸福な世の中を、生きることができるようにせねばならぬ。
 
我の責任たるやいかばかりか、その重みに耐えかねて体を厭うことなく、心中漣の立つがごとく思いを深くすること、日々の決まり事である。
これをいつもいつも心の内に抱いていること、我の同胞(はらから)となりて恥ずるることなく、永遠(とわ)にわが身と共にせん。
祈りの時もまた、それは美しく光輝く時である。
その静寂を破るかのごとく、耳に重たきこ、常日頃聞こゆる。
それを思えばまた、心痛め病を引き起こす原因となる。
 
国づくりの骨子を定め、進むべき方向を決めたならば、一心不乱にこれを行ない、不惜身命にてこれに務める。
それこそが、我のなすべき仕事であり、その姿こそが尊き姿であると我自身に問うているのである。
 
さまざまなる価値判断の難しきこと、一つあやまてば姿も心も貧しゅうなる。
これすべて、思いの持ち方のあやまちからくるものである。
我は、肩の力を抜いて自然体でなお美しく、正しき政治が行えるよう、我自身の器を広げ申す。
そう、決したのであった。
 
本日は、かような話にて終わりとする。

(初出:2014年3月10日)

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