突然の、過去世との出会い⑦

気付き

甘樫丘は、柔らかい光に包まれ、また、優しい風が吹いていた。

私は、自らの心の中をそっとのぞき込み、ここ数日の心の動きを眺めてみることにした。
きっとそこに、答えを出す鍵があると思ったからだ。

少しずつわかったことを、箇条書きで書いてみる。

1.蘇我入鹿が、私の過去世であったこと。そして、法(政治的)の基礎をつくったが、無念のうちに人生を閉じたこと。

2.無念さに怒り狂う念いは、今の自分にもあること。ここは今世の問題集でもあること。

3.入鹿の作った法(政治的)は、後の時代にさらに発展した形で施行されていること。しかも、その役割を、入鹿の魂が転生したその者たちで行っていること。

Wikipediaより

4.時間を俯瞰(ふかん)して見ると、時間の流れの中で、転生したその時に与えられた使命の範囲というものがあり、大きな使命は、魂の転生を繰り返しながら、少しずつ成就しているということ。これは、人間心では到底理解の及ばない神仕組みであるということ。

5.入鹿は法隆寺での念いに「仏法でもって、人の心を良き方向へ導く」とあったが、やはりその後転生して、空海として仏法を広めている。

Wikipediaより

6.このことから、入鹿の無念さは、確かにあるが、しかし、それはまだ、使命として与えられていない範囲だったことが理解できる。

7.天上界の念いを地上に法(政治的)として現したが、国民(くにたみ)たちは、いまだそれを受け入れるだけの準備ができておらず、もう少し時間が必要であったこと。それは、神の愛でもあると言えよう。

8.この一連の流れを見ると、大いなる神の、愛の大河を感じずにはいられなかった。

私は、さらに時間を遠くにして眺めてみた。
すると、入鹿の奥に、須佐之男尊(すさのおのみこと)や瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の姿も見て取れた。やはり国をつくっていく人たちである。
さらには、舎利弗(しゃりほつ)やマタイといった姿も見ることができた。これは、仏法を広める役割を担っていることになる。

Wikipediaより

Wikipediaより

そしてこれは、同じ魂の転生した姿であることが、理解できた。

それは、この魂群がこの地球で活躍している者たちであり、地球での素晴らしい社会を形成しようとしていることが理解できた。

と同時に、私の心の中で、大いなる悠久の時間の流れを受け入れることのできたた瞬間であった。
また、緑あふれる自然を深く心に感じた瞬間でもあった。

そしてまた、今ひとつ宇宙の映像が見えてきた。

私は、閉じた目を開け、大きく深呼吸をすることにした。

(初出:2020年7月23日)

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